社長メッセージ

ご挨拶

 いつの時代も、技術の進歩は社会の在りようを変えてきた。石骨、土、青銅、鉄、プラスティックそして半導体等、技術はそれまでヒトが知らなかった物質の用法を紹介し、新しい社会生活を現出してきた。そして、それら物質を使い始めて以来、ヒトはその物質同士のこすれ合いを、あるいは利用しあるいは調整して、それら物質の利用効率を拡張してきた。
  特に鉄器文明が高度発展した産業革命、自動車発明以後、鉄同士のこすれ合いの調整は極めて大きなテーマとなり、潤滑油は、単なる摩擦低減だけでなく、切削、伸展、研磨、また力の伝達、速度・温度の管理その他にまで利用され、潤滑油技術に飛躍的な向上が要請された。また、鉄は酸化鉄が化学的にもっとも安定な形態であるため、放っておくとどんどん錆びて、鉄本来の性能を発揮しなくなる。潤滑油の防錆力は、鉄の鉄としての寿命を延ばす大きな経済的効果も発揮している。
  このように、金属ほか物質間にどの程度のこすれ合いを現出し、どの程度の期間保持するか、物質の利用効率は、潤滑技術によって如何ようにも増減できると言って過言でないところまできている。そして物質の特性,使用目的の多様化によって、潤滑技術も使用場面ごとに、その利用効率を最大にする方法が追求されるようになった。換言すれば、ユーザーごとに最適の潤滑技術を提供しうるところまで来ていると言えよう。
 三和化成工業は、この潤滑技術の向上を目指して半世紀を超え、信頼と評価を得てきました。潤滑油協会の照合試験においても安定した成績を認定されており、さらに最先端の技術水準を確保して、潤滑油のどのようなニーズにも応えられるよう、技術者の拡充・育成と工場設備の新設・改善などの高度化を着実に進めております。

代表取締役社長 武藤英輔

新東京工場